インナーマッスルについて その2
筋トレインナーマッスルトレーニングは必要なのか 前回の続きです。インナーマッスルを鍛えるトレーニングをよくみます。 インナーマッスルを鍛えると怪我をしにくくなる? インナーマッスルはマッスルと名前はついているけれども、属性としては靭帯です。骨折を避けて力をリリースさせて脱臼させるために、関節の固定の一部が筋肉(インナーマッスル)になっているのです。80年代半ばから90年代初頭にかけて、アメリカの科学者が、スポーツ選手が怪我をしやすい原因として、アウターマッスルに対して、インナーマッスルが弱いからではないかと仮説を立てて、インナーマッスルトレーニングを推奨し始めました。そこから20年以上経った今、インナーマッスルを鍛えても怪我の発生率は変わらなかったとのことです。 いまでは、アウターマッスルのトレーニングを行えば、それ相応にインナーマッスルも強くなるとされています。アメリカでは、わざわざインナーマッスルのトレーニングはしないそうです。 インナーマッスルを鍛えると基礎代謝が上がり痩せやすくなる?.インナーマッスルを鍛えても、基礎代謝が上がるかどうかは疑問です。 日本では、インナーマッスルトレーニングにまつわるビジネスがたくさんあるので、しばらくは続くでしょうね。 そのうちほとぼりが冷めることでしょう。 あなたが鍛えているのはインナーマッスルですか? 体幹トレーニングをして、インナーマッスルを強くしよう!などと言ってる人が周りにいませんか? アウターマッスルのトレーニングをしているのに、インナーマッスルのトレーニングだと言っています。体幹の筋肉=インナーマッスルではありませんよ。 体幹トレーニング自体、ほとんどの人には必要ないのに・・・※詳しくは「体幹トレーニングについて思うこと」参照。 正しいフォームで運動していれば、体幹を自然に使いますので、わざわざやらなくても良いです。 それに、体幹だけを鍛えたら、寸胴になりますけどいいんですか? 続きを読む